くだらない理由で、新幹線の中、怒りをぶちまけた。
人と言葉を交わすのも億劫で、衰弱して乾いた心臓が優しい液体を求めている。
もう限界なんだよ。
君は良くやったよ。何も後ろめたいことなんてないじゃないか。誇っていいんだから、笑って生きなよ。
人生は素晴らしい。あんたらにとってはな。
うらやましいよ。人の感情を考えもしないで、あんたらは毎日を謳歌して、そりゃ満たされていくわな。
もうわかってる。あんたらはずっと幸せで、俺たちは生死の境をさまよい続ける。
あんたらには期待しない。あんたらには何も求めない。あんたらには、何もあげない。