今週末

疲れてしまったよ、と弱音を言ってもいいなら。
たった一つだけを求めながら、いつかなんとかなると希望を定点に見据えた生き方が報われる気がした。

本音はどす黒い。今週末には、泡にでもなって静かに弾けてしまえ。

日々は水滴のようなものだ。一点に注ぎ込み続ければ、いつかは石を穿つ。
信じてきたその銘は、人の心を変えてしまえるほどのものではない気がした。
水滴は砕くだけで、優しく暖かな居場所を見つけるには役に立たない。


人間をくだらない残酷なやつらだと映してしまうのは、俺がくだらない残酷なやつだからなのかもしれない。
居場所はあるのに、外にばかり希望を求めてしまうなんて、ほんとバカだな。

ごめんね。ごめん。
いつもありがとう。信じてくれてありがとう。きっと耐えてくれているんだよね。
俺はね、バカだから君の優しさを受け取れていないんだ。

何を求めてるんだろう。目を覚ませよ。